
1人で勝手に地域おこしを始めたモリマツです。
プレゼン内容を準備しました。
実はこのプレゼンをするために2019年7月から知識0で観光サイトを開設し準備を進めていました。
先に結論を書きます。
なぜ羽織を作りたいか?をこれまでの僕の取り組み含めてご説明します。
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人口減少による行事の衰退
現在、岩手県盛岡市に住んでいます。
住んでいる地域は少子高齢化が進み、地域の行事の担い手が不足しています。
毎年8月16日に開催される盛岡舟っこ流しは特に深刻です。

夕刻、堤灯やお供え物などで飾り北上川に浮かべられた舟に、火が灯されます。水面に炎が照り映え、やがて静かに焼け落ちて流れのなかへ。灯籠流しと共に、先祖の霊をおくり無病息災を祈る伝統行事です。
盛岡観光情報より
約300年続く盛岡市のお盆の恒例行事となります。
ちなみに上記の写真の担いでいる人が約30人弱いますが、地元の人は何人だと思いますか?
実は数人しかいません。他の方は全て地元以外の県外の方々です。
多くの県外の方に協力頂くのは非常に嬉しいことです。しかし行事開催にあたっての懸念事項が発生しています。
運行上の危険性と行事開催の懸念事項

盛岡舟っこ流しは各地域ごとに制作した舟を20人〜30人程で担ぎ川に流します。以前は約20艘(団体)あった舟も時代とともに減少し、2019年は14艘(団体)の参加となっています。
また雨天時は危険性が高いため日程変更となります。
そのため県外からの参加者が日程変更に伴い参加できなくなり、人数を確保できない場合は運行上の危険性が高く行事開催が困難になります。
現在はなんとか様々な方のご協力のもと行事を実施しています。
ただし今の状況を打破しないといけません。
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打破するための取り組み
打破するために考えたことが
- PRを強化し地元や県外の人に行事をもっと知ってもらう
- 赤ふんどしという強みを活かす
ということを考えました。
上記の件を盛岡舟っこ流し事務局へ打診しましたが、そもそも少人数の事務局のため色々チャレンジしたい考えはあるが、行事の遂行だけで手一杯の状況を知りました。
だったら自分でやろう!と考え、2019年6月から1人で活動を始めました。
PRの強化
この行事自体の認知を広げる活動を当初考えていましたが、年1回しかない行事だけではコンテンツ情報が少ないと考えました。
そのため盛岡、岩手、地方自体に人を呼び込むメディアを作ってしまおうと考え観光サイトを開設しました。
だだし地方の観光情報は既に大手メディアがインターネット上を独占しているため何か新しいことを始めないと勝てないと考え、3つの取り組みを行いました。
①考えた物語を実話の絵本にする

1つ目に行ったことは「自分で物語を考え、その内容を実話にし絵本にする」ことを始めました。
まず自分で考えた物語はこちらです。
盛岡舟っこ流しで実際に川に流される龍が主人公となり、インターネットの世界に突如あらわれ、Twitterで日々呟きながらインターネットを泳ぎ、世界を知り、そして様々な出会いを通じて地域を盛り上げて行く。
このストーリーの大枠を考え、あとは行事が行われる8月16日にむけて活動しながら同時に絵本を作ることを始めました。
具体的に下記のことを行いました。
- 4人の登場人物を1人でこなす
- 4人それぞれTwitterやアメブロなど各種SNSで発信
- 僕が本業や育児しながらの活動で遠出はできないため全てネットだけを利用
- 活動した内容を主人公の龍がTwitterで毎日呟く
- 龍が呟いた内容を元に絵本を作成
これらを2019年6月〜8月まで約2ヵ月半続けました。そして7冊の絵本が完成しました。
完成した絵本の総集編が舟っこ編|インターネットを泳ぐ龍となります。
②ポケモンマンホールにのっかる

ちょうど2019年6月から地方活性化にむけてポケモンマンホールが岩手に設置され始めました。
地方をもっとPRするポケモンの理念に共感し、岩手をあまり知らない人たちでもポケモンマンホールを見つけやすいよう観光サイトに情報をまとめていきました。
新しい地方のメディアを作るには他が行っていない方法をとらないと勝てないため、様々な各地の方のご協力を頂きポケふたWebサイト|ポケモンマンホール73個の設置一覧リストを完成させました。
③羽織サラリーマンとしてPR

自らも広告塔になろうと考え「羽織サラリーマン」のアイコンを用意しました。
元々本業しながら大学でビジネス分野の非常勤講師を行っており、その内容やブログ情報や育児情報含めて日々呟いています。
PRの結果
PR活動を続けた結果、当サイトを立ち上げて4ヵ月目で 月間15,000アクセス 月間7,000人に利用頂くサイトまで成長できました。
PR手法が違うため比べるのは難しいですが、盛岡の観光協会平成30年度の月間平均アクセスは約15,000となり、同程度の月間アクセスを集めるサイトになりました。
今後も継続しながら地方に岩手に盛岡に人が訪れる観光サイトを目指します。
赤ふんどしの強みを活かす

赤ふんどし姿は行事の名物でもありPR効果が高いです。
しかしながら時代の流れとともに赤ふんどし姿の団体は減少しています。
赤ふんどし姿の露出が激しいため、この姿を敬遠して行事の参加に後ろ向きな人もいるのは事実です。
そのため現在では赤ふんどし姿で行事参加は1団体しか残っていません。
この姿は本来あるべき行事の姿ですが消えかけています。
どうやって変えるか?

この状況を変えるために僕が考えたアイデアは
赤ふんどし姿が映える「カッコいい羽織」を作ってしまおうと考えました。
羽織を作るとどうなるか?

- 恥ずかしい→格好いい
- 敬遠→憧れ
- より注目度が高まる
- 参加希望者が増える
- 行事を安全に行える
- 約300年の歴史を未来に残せる
作る羽織のデザイン次第だとは思いますが、20人〜30人の集団が同じ羽織りを来て行事を行う姿は、最高にカッコいい集団になると考えます。
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