ステイホームする龍

第1話 ステイホームする龍

最近、最近、あるところにステイホームする龍太郎が住んでいました。

龍太郎は綺麗な景色を見に行くことも、美味しい物を食べに行くことも、外に遊びに行くこともできません。

龍太郎はインターネットでサーフィンしてみたり、時には独り言を呟いていました。

部屋の中にいることに飽きた龍太郎は「もっと楽しい生活をしたい」と考えていました。そして夏が近いため大好きな花火を見たいと毎日思っていました。

ある日、龍太郎が寝ていると夢の中に神様が現れました。

神様は「ステイホームが辛いなら自由な世界にいけるよう転生しないか?」と話を持ちかけました。

龍太郎は夢だと思い転生したいと伝えました。

次の日、龍太郎が目覚めると龍に転生して異世界にいました。

神様は龍太郎を《インターネットの世界で自由に泳げる龍》に転生してしまいました。

龍太郎はせっかく異世界に来て転生したから、もっと人生を楽しもうと考えました。

龍太郎は自由に過ごせる新しい異世界を楽しんでいました。

毎日自由にインターネットを泳ぎ、そしてTwitterで呟けるだけで龍太郎は幸せでした。

今までいた環境の見方を変えるだけで、いくらでも楽しむ方法があると龍太郎は気づきました。

第2話 物知りグーグ君

最近、最近、あるところにステイホームする龍太郎が住んでいました。

龍太郎は綺麗な景色を見に行くことも、美味しい物を食べに行くことも、外に遊びに行くこともできません。

龍太郎はインターネットで泳いでみたり、Twitterで独り言を呟いていました。

部屋の中にいることに飽きた龍太郎は「一生楽しく暮らしてみたい」と考えていました。

ある日、龍太郎は物知りなグーグ君と友達になりました。

グーグ君は物知りなため色々なことを龍太郎に教えてくれました。世界のこと、日本のこと。そして行きたい場所にも連れてってくれました。

世界地図を見ていた龍太郎は「世界は広いけど簡単に好きな場所を見ることができる。なんて世界は近いんだろう」と思いました。

そして龍太郎はグーグ君に英語を教えてもらいながら英語でも呟くようになり、毎日楽しく暮らしていました。

ある日、龍太郎はグーグ君に「夏に本物の花火を見たいんだ」と伝えました。

しかしグーグ君は「君にはそれはできない」と伝えました。

何故かを聞くとグーグ君は「君にはそもそも体がないからだよ。」と言いました。

龍太郎はインターネットの世界しか泳げない龍になっていました。そしてもう一つグーグ君は龍に伝えました。

「君は2ヵ月後に1日だけ現実の世界に戻ることができるけど、その日の内に燃えてしまうんだよ」と。

龍太郎は生きていることは、限りある人生と忘れて過ごしていたことに気づきました。

第3話 タイムスリップ

最近、最近、あるところにステイホームする龍太郎が住んでいました。

龍太郎は綺麗な景色を見に行くことも、美味しい物を食べに行くことも、外に遊びに行くこともできません。

龍太郎はインターネットで泳いでみたり、Twitterで独り言を呟いていました。

部屋の中にいることに飽きた龍太郎は「誰か助けてくれないかな?」と考えていました。

ある日、龍太郎は約300年前の行事を調べていました。

みんなが病気をすることなく、健康で元気に暮らせるように願い、そして祖先を送るための送り火として龍の舟を川に流して燃やす。

この重要な任務をする龍に転生したようだ。

毎年、龍の舟は地域の大人たちが体を作り、子ども達が洋服を作り、そして多くの人たちによって雨や風をしのぐため家まで作ってもらえる。

ただし地域の人たちはいつも悩んでいた。「毎年作るためには人手とお金が必要。でも毎年人手もお金もどんどん減っていく」と。

龍太郎は「人手が足りなければ他から助けてもらえないかな?」とグーグ君に聞いてみた。

グーグ君は龍太郎に「助けてくれる人はいなくなるよ。なぜなら日本は急激に人が増えただけ」と言いました。

龍太郎はそれほど人は増えてもいないし減ってもいないと思いました。グーグ君はもう一つの情報を教えてくれました。

「君が生まれるきっかけとなった300年前を見てみようか」

日本の長期人口推移と予測(国土交通省「国土の長期展望」

「300年前は日本にはこれくらいしか人がいなかったんだよ。今は凄く人が増えているけど、あと100年もすれば元に戻るんだよ」

龍太郎はグーグ君の言葉の意味を知りました。

誰か助けてくれないかと考えるより、自分に何ができるのかを考えました。

龍太郎は人が足りていない状況を理解せず、いつも人に頼っていた自分に気づきました。

第4話 お金の稼ぎ方

最近、最近、あるところにステイホームする龍太郎が住んでいました。

龍太郎は綺麗な景色を見に行くことも、美味しい物を食べに行くことも、外に遊びに行くこともできません。

龍太郎はインターネットで泳いでみたり、Twitterで独り言を呟いていました。

部屋の中にいることに飽きた龍太郎は「どうやったらお金を稼げるか?」と考えていました。

ある日、龍太郎はインターネットを泳ぎながらお金の稼ぎ方を探していました。

しかし龍にはそもそも体が無いため、お金を稼ぐ必要も無く、そもそもお金を受け取ることもできませんでした。

そんな時、あるインターネットの本を読んでいました。

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その本には「これからの時代は貨幣経済から信用経済になる」と書いていました。

龍太郎は「体が無いから人手にもならないし、お金を稼ぐことはできないけど、信用を集めることはできるかもしれない。」と考えました。

また本には「お客様は時間を持て余すのを嫌う。だから一つではなく複数のコンテンツを堪能できる1日をコーディネートする」ことが大事と書いていありました。

そのため龍太郎は観光店を作り「行事だけでなく、1日を楽しめる旅行プランを作り多くの人に地域を知ってもらい喜んでもらおう。」と考えました。

そして龍太郎は夏の花火がみたいと考えていましたが、観光店を作りました。

ちょうど観光店を作った日は2019年7月7日の七夕の日でした。

龍太郎はお金を稼げなくても、信用を集める方法があることに気づきました。

*このお話は1年前にステイホームしながら地域活性化に向けて観光店を作った実話を元にしています。

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